1.地球(ちきゅう)の病気(びょうき)とエネルギーの関係(かんけい)

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ガスや電気などのエネルギーは、石炭、石油、天然ガスなどのエネルギー資源から作られるよ。エネルギー資源には限りがあって、もやして使うことにより地球の病気の原因となる物質を出してしまう問題があるんだ。

地球(ちきゅう)の病気(びょうき):地球温暖化(ちきゅうおんだんか)

いま、地球の平均気温が少しずつ上がっているんだ。これを「地球温暖化」といって、おもな原因となっているのが二酸化炭素。このまま地球温暖化が進むと、南極の氷などがとけ出して海面が高くなり、低い土地は海にしずんでしまう心配があるんだ。ほかにも、異常気象によって洪水やかんばつなどの被害が出たりすることも心配されているよ。二酸化炭素は、電気やガスを使ったり、自動車を使ったり、生活している中で、たくさん出されているんだ。地球環境のために、そしてきみたちの未来のために、少しでもへらす努力が必要なんだよ。

図(ず):現在(げんざい)の大気(たいき)

地球は太陽からの光であたためられているよ。あたためられた地球からも宇宙に向けて赤外線という熱を出すんだ。二酸化炭素などの温室効果ガスは、この熱の一部を吸収して、また地球にもどすんだ。そのおかげで、地球の平均気温が15℃に保たれているんだよ。

図(ず):温室効果(おんしつこうか)ガスが増(ふ)えると

温室効果ガスがふえてしまうと、地球からの赤外線(熱)をよりたくさん吸収するから、熱がこもったようになって、地球の温度が上がってしまうんだ。ちょうど大きな温室の中にいるような状態だよ。

地球(ちきゅう)の病気(びょうき):酸性雨(さんせいう)

みんなは、酸性雨って知っている?酸性雨がふると、草木が枯れたり、農作物が育たなかったり、湖の魚が死んでしまったり、とてもこまったことになるんだ。酸性雨は、石炭や石油をもやした時に出る硫黄酸化物や窒素酸化物などが化学反応を起こして強い酸となり、それが雨などにとけこんでふってくるんだ。日本ではまだ酸性雨による大きな被害はないけれど、環境への影響が心配されているよ。

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