ガス漏れなど、万が一の事態に備え、お客さまからの通報を365日24時間体制で受け付けするとともに迅速な出動体制を整えています。ひとたび、お客さまからガス漏れなどの緊急通報が入れば、直ちに緊急車両で現場に急行し、迅速かつ確実な措置によりお客さまの安全を確保します。また、消防などの防災機関とも緊密な連携を図り、火災などの現場にも駆けつけています。
震度4以上の地震や特別警報が発令され、被害の発生が予想される場合には被害の拡大防止のため、休日・夜間を問わず職員が自動参集し、迅速に対応できる体制を整えています。
ガス漏れや地震被害などを想定したリスク評価を実施し、敷設してから相当年数を経過しているガス導管について、耐震性・耐腐食性に優れた「ポリエチレン管」への入替えを計画的に進めています。
また、お客さまの財産である敷地内埋設ガス管(亜鉛メッキ鋼管)は、おおむね20年以上経過したものを取り替え対象としています。このガス管につきましては、現状を調査し、地震・腐食に強いガス管への取り替えをお勧めしています。
供給エリア内のガス導管の総延長は約4,400kmに及んでいます。ガス導管は埋設管だけでなく、橋にかかる導管や共同溝を通る導管など様々です。ガス事業法に基づいたガス導管の漏えい検査に加え、定期的なパトロールを継続して実施することにより、設備の安全管理に努めています。
ガス導管の周囲で道路を掘削する工事がある場合は、ガス導管の破損を未然に防止するため他工事業者と事前に協議を行うとともに、工事現場の立会いや巡回を行い事故防止に努めています。
※「他工事」とはガス業界特有の用語で、ガス管の周囲においてガス事業者(つまりガス局)以外の事業者が行う工事をいいます。